琵琶湖をぐるりと一周する「ビワイチ」。SNSなどでよく見かける「7時間で完走」「10時間でのんびり観光」などの記録を見ると、自分にはどのくらい時間がかかるのか気になりますよね。実際のところ、ビワイチの所要時間は距離や体力だけでなく、風向き・信号・休憩の取り方など、さまざまな要素によって大きく変わります。
この記事では、初心者でも無理なく完走できる時間の目安を中心に、ペース配分やルート選び、風や信号が与える影響などをデータとともに解説します。さらに、装備や補給の工夫で時間を短縮する方法も紹介。これからビワイチを計画する方が「どれくらい時間を見ておけばいいのか」を、安心して判断できるようにまとめました。
ビワイチ時間とは?基礎と全体像をまず整理
まず「ビワイチ時間」とは、琵琶湖を自転車で一周する際に必要な所要時間を指します。単に走行距離だけでなく、信号待ちや補給、写真撮影などの休憩時間も含まれるのが実際の「総所要時間」です。そのため、同じ距離を走っても人によって2〜3時間の差が生まれることがあります。
つまりビワイチ時間を考えるうえで重要なのは、「距離×速度」だけでなく「走行環境×休憩計画」という現実的な視点を持つことです。ここを理解しておくと、無理のない計画を立てやすくなります。
ビワイチの定義(北湖・南湖・フル)の違い
琵琶湖をぐるっと一周するルートは、大きく「北湖(ほっこ)」「南湖(なんこ)」「フルビワイチ」の3種類に分かれます。北湖一周は約150kmで、アップダウンが少なく初心者にも人気。南湖を含むフルビワイチは約200kmに及び、経験者向けのロングライドです。目的に応じてルートを選ぶことが、時間計画の第一歩です。
距離と高低差の基礎データ(目安)
ビワイチ全体の標高差は比較的少ないものの、米原〜長浜〜マキノ方面には小さなアップダウンがあります。北湖約150kmでは平均標高差150m前後、フルでは300m程度が目安です。つまり長距離ではありますが、山岳コースのような激坂はほぼありません。高低差よりも、信号や市街地通過時間の方が所要時間を左右します。
所要時間の決まり方:平均速度×休憩×信号
例えば平均速度が時速20kmでも、信号や補給で1時間に10分止まれば、実走距離は約18kmに減ります。200km走るなら11時間以上が現実的です。このように「平均速度×実走率」で考えると、目標時間を立てやすくなります。
初心者・中級・上級それぞれの完走イメージ
初心者なら北湖150kmを10〜12時間、中級者は8時間前後、上級者なら6〜7時間が目安です。平均速度ではそれぞれ15km/h、20km/h、25km/h程度。つまり「走力よりも計画力」が、完走時間を大きく左右するのです。
日帰りと一泊二日プランの判断基準
体力や観光目的に応じて、1日完走か2日分割かを決めましょう。日帰りは朝6時出発・夕方ゴールが理想。一泊二日なら、初日は北湖の景観を楽しみつつ宿泊し、翌日に南湖を走るのが定番です。宿泊を入れると観光や食事も楽しめ、ビワイチの魅力をより深く味わえます。
具体例:滋賀県守山を午前7時に出発し、北湖一周を計画した場合、昼食・写真・補給で合計1時間半休憩すると、平均時速18kmで約10時間30分の行程になります。これが「一般的なビワイチ時間」の感覚です。
- 北湖150km:10時間前後が平均
- フルビワイチ200km:12〜14時間が標準
- 時間差の要因は風・信号・休憩にあり
- 無理なく走るなら一泊二日もおすすめ
所要時間の目安:ペース別・車種別・風向別に読む
次に、どのタイプの自転車でどのくらいの速度が出るかを整理しましょう。ロードバイク、クロスバイク、Eバイク(電動アシスト)では速度と疲労度が異なり、それがビワイチ時間の決定要因になります。また風向や気温も走行効率を大きく左右します。
クロス・ロード・Eバイクでの平均速度の目安
一般的に、クロスバイクは18km/h前後、ロードバイクは22〜26km/h、Eバイクは20〜24km/hが平均です。Eバイクは登りに強い一方で、下りではアシストが切れるため速度差が縮まります。したがって「平地が多い琵琶湖」では、ロードバイクが最も時間短縮に向いています。
5時間切り/8時間完走/10〜12時間の違い
5時間切りを狙うには、実走平均25km/h以上が必要です。休憩を最小限にし、信号停止も計算に入れる必要があります。一方で8時間なら平均20km/h、12時間なら15km/hで十分。つまり「どれだけ止まらず走れるか」が鍵となります。
向かい風・季節要因が時間に与える影響
春先や秋口は北風が強く、北湖東岸での向かい風が走行を鈍らせます。風速5m/sでも速度が2〜3km/h落ち、結果として1時間以上遅れる場合も。季節ごとの風向きを考慮し、時計回り・反時計回りを選ぶのが賢明です。
信号・市街地区間とトラブル停車の織り込み
特に大津・彦根・長浜周辺は信号が多く、停車時間が積み重なります。またパンクやチェーン外れなどのメカトラブルも時間を奪う要因です。初心者ほど「1時間に10分止まる」前提で時間を見積もるのが現実的です。
グループ走行と単独走で変わるペース管理
グループで走ると風よけ効果で体力を節約でき、1人よりも約10%速度が上がります。しかし信号・休憩のタイミングを合わせる必要があるため、総合時間では大差がないことも。チーム走行は「安全・効率のバランス」がポイントです。
ミニQ&A:
Q1:「Eバイクならビワイチを短時間で完走できますか?」
A1:上り坂では有利ですが、アシスト制限(時速24km/h)を超えると効果が薄くなります。平均20km/h程度で8〜10時間が現実的です。
Q2:「風向きはどこで確認すればいい?」
A2:滋賀県防災情報サイトや気象庁の「アメダス彦根」を参考に、出発前に北風・南風を確認しましょう。風向きでスタート地点を変えると大きな時短になります。
- 車種によって平均速度が異なる(ロードが最速)
- 向かい風・信号・休憩が時間差の主因
- 風向を読んで時計回り・反時計回りを決める
- グループ走行は効率より安全を優先
コースの選び方:北湖・南湖・スタート地点で変わる時間
ビワイチの所要時間は、選ぶコースによって大きく変わります。特に北湖だけを回るのか、南湖を含めるのかで50km近く距離が違い、結果として所要時間も2〜3時間変動します。さらに、走行方向やスタート地点によっても信号や風向きの影響が異なります。
北湖一周(約150km)と南湖併走の所要時間差
北湖一周は約150kmで、信号が少なく走りやすいため初心者にも人気です。所要時間は8〜10時間が目安。一方、南湖を含むフルビワイチは約200kmで、市街地が多く信号停止も増えるため、12〜14時間かかることが一般的です。観光を重視する場合は、北湖中心のプランが効率的です。
反時計回り・時計回りどちらが速い?
一般的には「反時計回り」が推奨されています。理由は、湖を左手に見ながら走れるため景観を楽しみやすく、安全性も高いからです。所要時間に大きな差はありませんが、北風の季節(秋〜春)は反時計回りの方が向かい風区間が短く、1時間ほど短縮できる場合があります。
出発点(米原・彦根・守山・大津)の利便と時短
最もアクセスが良いのは大津ですが、信号や車通りが多く、走行ペースが乱れがちです。彦根や守山スタートは市街地を避けやすく、平均速度を維持しやすいため、時間短縮に有利です。米原スタートは北湖中心の観光をしたい方に最適です。
バイパス・自転車道・一般道の使い分け
ビワイチ公式ルートは安全性重視で設定されていますが、時間を短縮したい場合は一部区間で一般道を選ぶのも手です。ただし交通量の多い国道8号線などは危険が伴うため、信号回避と安全確保のバランスを考えましょう。
休憩スポット配置で生まれる実走効率
1〜2時間ごとに休憩を取ると体力が維持でき、結果的に平均速度も安定します。特に長浜・マキノ・守山付近の道の駅やカフェは、補給と景観を両立できるスポットです。休憩の位置をあらかじめ決めておくことが、結果的な時短につながります。
具体例:反時計回りで守山を朝7時出発、北湖を回って17時帰着の場合、休憩90分を含めて約10時間。逆回りでは向かい風の影響で11時間を要したという報告もあります。
- 北湖と南湖で距離・時間が大きく異なる
- 反時計回りは安全で時間短縮にも有利
- 出発地点は「信号の少なさ」で選ぶのがコツ
- 休憩位置を事前に決めると効率アップ
計画と準備:装備・補給・レンタサイクル・交通アクセス
ビワイチを安全かつ快適に走るには、事前準備が不可欠です。時間を無駄にしないためには、装備の選び方や補給計画、アクセス方法を整えておくことが重要です。ここでは、完走時間を左右する準備のポイントを整理します。
必要装備と軽量化(時間短縮の観点)
不要な荷物は極力減らし、ボトル1本・携帯ポンプ・工具・補給食を最小限にまとめるのが理想です。重量1kgの違いが、200km走行では約10分の差につながるとも言われています。リュックではなくサドルバッグを使うことで空気抵抗も軽減できます。
補給計画:間隔・カロリー・水分・塩分
おおむね1時間ごとに補給を行うのが理想です。体重60kgの人であれば、1時間あたり約200〜300kcalの摂取が目安。水分は500ml、ナトリウムは0.5〜1gを補うことで疲労を防ぎます。自販機の少ない区間では、事前に飲料を確保しておきましょう。
レンタサイクル活用と回収サービスの使いどころ
滋賀県内には複数のレンタサイクル拠点があります。片道だけ走って返却できる「ワンウェイ回収」プランを利用すれば、完走時間を気にせず楽しめます。特に初心者は、時間制限に追われない安心感が得られるでしょう。
公共交通アクセスと前泊・後泊の時間最適化
新幹線利用なら米原駅、在来線なら大津駅・彦根駅が便利です。前泊すれば朝早く出発でき、無理のないスケジュールになります。ゴール後は温泉や食事で疲れを癒し、翌朝帰宅するスタイルが人気です。
保険・緊急連絡・輪行準備でロスタイムを防ぐ

万一のトラブル時に備え、自転車保険やロードサービス付き保険への加入をおすすめします。輪行袋を持参しておけば、時間が押した際に電車で帰る選択も可能です。「安全=時間を無駄にしない」という考え方が、結果的に最善の準備になります。
ミニQ&A:
Q1:「補給はどこで取るのが効率的?」
A1:長浜のコンビニやマキノの道の駅など、信号が少ない区間での補給が理想です。休憩をタイミング良く取ると平均速度が維持できます。
Q2:「荷物を軽くするコツは?」
A2:リュックを避け、サドルバッグやフレームバッグを活用しましょう。身体の動きが自由になり、結果的に疲労軽減・時短につながります。
- 装備の軽量化で体力消耗を防ぐ
- 1時間ごとの補給で平均速度を維持
- レンタサイクル回収で時間を気にせず走れる
- 前泊・後泊で安全かつ効率的な日程に
- 保険加入と輪行準備が「時短の保険」になる
安全とマナー:タイムを狙いながらも守るべきこと
ビワイチは公道を走るサイクリングイベントではなく、あくまで一般道路を走る個人ライドです。そのため、時間を短縮しようと無理な走行をすれば、自分だけでなく他の道路利用者にも危険を及ぼすことがあります。安全とマナーの両立こそが、ビワイチを長く楽しむための前提条件です。
交通ルール・右左折・歩行者優先の基本
交差点では必ず一時停止し、右折は二段階右折を徹底します。歩行者やランナーがいる区間では速度を落とし、声かけやベルを控えめにすることがマナーです。特に観光地周辺では歩行者優先を徹底し、安全第一で行動しましょう。
夜間走行・トンネル・橋梁区間の注意点
夕方以降に走る場合は、前後ライトと反射ベストが必須です。トンネル区間では路肩が狭いため、後方ライトを点滅させて存在を知らせましょう。長い橋梁では横風も強く、ふらつき防止のためスピードを控えめに保つのが安全です。
暑熱・寒冷・雨天時のリスクと中止判断
夏場は路面温度が50度を超えることもあり、熱中症リスクが高まります。逆に冬場は路面凍結が危険です。雨天時はブレーキ距離が2倍近く延びるため、走行を控える判断も大切です。「やめる勇気」が結果的に安全と時間の両方を守ります。
メカトラ対処(パンク・変速・ブレーキ)
最も多いトラブルはパンクです。携帯ポンプと予備チューブを持っていれば15分程度で復旧可能ですが、準備がないと1時間以上のロスになります。日頃から変速・ブレーキのチェックを行い、出発前に試走しておきましょう。
地域と共生するための停車・撮影マナー
観光地での写真撮影や休憩は、歩道や車道を塞がないよう配慮します。特に湖岸道路は交通量が多いため、広めの駐車スペースや休憩所を選びましょう。地元住民とのあいさつや感謝の言葉も、気持ちの良いマナーです。
具体例:筆者が2023年秋に走行した際、信号無視で転倒したライダーの救護により30分ロスするケースを目撃しました。安全意識を持つことが、タイム短縮以上の価値を生みます。
- 交通ルールとマナー遵守が事故防止の基本
- 夜間やトンネルではライトと反射が必須
- 暑さ・寒さ・雨天時は無理をせず中止も選択肢
- メカトラ対応は事前準備で時間短縮につながる
- 地域との共生がサイクリング文化を支える
モデルプラン:時間別に組むビワイチの現実解
ここからは、走力や目的に応じた「時間別モデルプラン」を紹介します。どのプランを選ぶかによって、観光の取り方や休憩時間も大きく変わります。あらかじめ想定タイムを決めておくことで、焦らず安全に完走することができます。
5〜6時間チャレンジ(上級・信号対策重視)
早朝出発で信号の少ない区間を選び、平均時速25km/h以上を維持する必要があります。補給は短時間で済ませ、トイレや写真休憩は最小限に抑えます。北湖限定ルートならこの時間で完走可能ですが、経験者向けの挑戦プランです。
8時間日帰り(中級・観光最小限)
平均時速20km/hを目標に、昼食1回と短い休憩3回を組み合わせる現実的なプランです。朝7時出発、15時帰着を想定すれば日帰りでも十分楽しめます。観光は控えめですが、達成感を味わえるテンポです。
10〜12時間ロング(初級〜中級・休憩多め)
写真撮影や食事を楽しみながらゆっくり走るタイプのプランです。平均時速15km/h程度で、休憩を多く取りながらも無理なく完走できます。初心者やグループ走行に最適で、トラブルにも対応しやすい時間配分です。
一泊二日ゆったり(観光・グルメ重視)
初日は大津から北湖方面へ進み、長浜やマキノで宿泊。翌日に南湖を走って大津へ戻るプランが一般的です。1日あたり80〜100kmの走行で、観光もグルメも満喫できます。宿泊地の温泉を目的にするのも人気です。
雨・強風のときの短縮・代替ルート
悪天候時はフルビワイチを避け、北湖中心や途中離脱も視野に入れましょう。湖西線や東海道線を利用して輪行すれば、安全に帰宅できます。「完走よりも安全帰宅」を優先する判断が、経験値としても大切です。
ミニQ&A:
Q1:「ビワイチを日帰りで完走できるのはどんな人?」
A1:平均速度20km/h以上で走れる中級者が目安です。早朝出発と休憩の工夫で十分達成可能です。
Q2:「一泊二日での宿泊ポイントは?」
A2:長浜・マキノ・今津周辺が人気です。観光地が多く、翌日の出発にも便利です。
- 5〜6時間は上級者の挑戦的プラン
- 8時間前後が中級者の現実的ライン
- 10〜12時間は初心者や観光重視向け
- 一泊二日なら安全と楽しさを両立可能
- 悪天候時は無理せず輪行で帰る判断を
立ち寄り・観光と写真:時間を食わない賢い楽しみ方
せっかくビワイチを走るなら、美しい景色やグルメも楽しみたいですよね。ただし観光に夢中になると、所要時間が大きく延びてしまいます。ここでは、走行ペースを崩さずに満足感を得られる「時短観光」のポイントを紹介します。
時短で寄れる湖岸ビュースポット
おすすめは、マキノ高木浜・白髭神社・近江大橋の3か所です。いずれもルート上にあり、停車して数分で絶景を撮影できます。とくに白髭神社は早朝の光が湖面に映り込むフォトスポットとして有名で、立ち寄り時間は10分以内が理想です。
補給を兼ねたカフェ・道の駅の選び方
「道の駅 マキノ追坂峠」や「ピエリ守山」は補給と休憩を両立できる便利なポイントです。自転車ラックが設置されているため、停車もスムーズ。軽食やジェラートなどを短時間で摂れば、疲労回復にも役立ちます。
フォトスポットと撮影マナー(停車位置)
撮影時は、道路の外側に完全に停車してからカメラを構えましょう。車道や自転車道を塞ぐ位置で立ち止まるのは危険です。三脚やドローンを使う場合は、周囲の安全を最優先に。撮影時間は1スポットにつき5分以内を意識するとリズムを保てます。
温泉・宿・リカバリーで翌日に疲れを残さない
長浜の「須賀谷温泉」やマキノの「白谷温泉八王子荘」など、湖畔には日帰り温泉も点在します。走行後に温泉で脚をほぐすことで、翌日の疲れが軽減されます。観光を“ご褒美”にすることで、モチベーションも高まります。
季節イベントと渋滞回避のコツ
春は桜、秋は紅葉の名所が多く、観光客が増える時期です。朝早く出発することで交通量を避けられます。また、週末より平日が断然スムーズ。渋滞を回避すれば結果的に時間短縮につながります。
具体例:守山出発のサイクリストが、白髭神社とマキノの道の駅だけに立ち寄った場合、全体の休憩時間はわずか40分。それでも満足度が高く、完走タイムは10時間を切る結果になりました。
- ルート上にある短時間観光スポットを選ぶ
- 補給と休憩を兼ねたカフェ・道の駅を活用
- 撮影時は必ず安全な停車スペースを確保
- 温泉や宿を“リカバリー目的”に活用する
- 季節や曜日で渋滞を回避し、時間効率を高める
まとめ
ビワイチの所要時間は、走力だけでなく「風・信号・休憩・ルート選び」といった多くの要素に左右されます。北湖だけなら10時間前後、フルビワイチでは12〜14時間が一般的な目安です。無理に短時間を目指すよりも、安全に・気持ちよく完走することが何より大切です。
事前に装備と補給を整え、風向きや交通量を考慮してルートを選ぶだけで、走行効率は大きく改善します。さらに、立ち寄りスポットを計画的に選べば、観光も楽しみながらタイムを安定させることができます。
ビワイチは記録を競う場ではなく、琵琶湖の自然と地域の魅力を味わう「体験の旅」です。安全第一を心がけ、余裕のある時間設定で、自分にとって最高の一周を楽しみましょう。