ロードバイクの23cは時代遅れ?幅選びの基準と安全確認が分かる

ロードバイクの23cモデル 自転車の基礎知識と選び方

ロードバイクの23cは時代遅れなのか。最近そう聞く機会が増え、買い替えやタイヤ交換のたびに迷う人も多いでしょう。

実はこの話、単に「太いか細いか」の好みでは終わりません。ホイール(リム)の幅、路面の荒れ具合、空気圧の考え方がセットで変わってきたからです。

この記事では、23cが合う場面と合わない場面を分けて考え、交換前に見るべき仕様、空気圧の決め方、実走でのコツまでを一通り整理します。読み終えるころには、自分の次の一手が決めやすくなるはずです。

ロードバイク 23c 時代遅れと言われる理由を整理する

ここでは「なぜ23cが古いと言われるのか」を、感覚ではなく前提の変化からほどきます。まずは背景を押さえると、次の判断がスムーズです。

なぜ「細いほど速い」が揺らいだのか

昔は、細いタイヤに高い空気圧を入れて転がり抵抗を減らす考え方が主流でした。ところが実際の道は小さな凹凸が多く、タイヤが跳ねると前に進む力が逃げてしまいます。

そこで注目されるのが、空気圧を下げやすい太めのタイヤです。振動が減るとなぜ速さにつながるかというと、体の疲れが遅れてペースが落ちにくくなるからです。特に長い距離ほど差が出ます。

なぜリムが広くなると23cが難しくなるのか

近年のホイールは内幅が広い設計が増え、同じタイヤでも断面形状が変わります。23cを広いリムに組むと形が四角くなりやすく、なぜ扱いが難しいかというと、想定より硬く感じたりグリップ感が変わったりするからです。

さらに安全面では「どの内幅にどのタイヤ幅が適合するか」を見ておくのが大切です。メーカーはETRTO準拠の適合表を出していることがあり、例えばSchwalbeの解説や表が確認できます(Schwalbe Tire Dimensions)。

なぜ低い空気圧が扱いやすいのか

空気圧を下げると接地が安定し、路面からの突き上げが減ります。なぜ安心感が出るかというと、タイヤが路面に追従しやすくなり、滑り出す前の「粘り」が増えるからです。

ただし下げ過ぎも危険なので、出発点は公式の計算ツールや取扱情報が役に立ちます。例えばZippはリム側に最大空気圧が刻印されること、推奨は別であることを説明し、計算ツールも案内しています(Zippの空気圧案内)。

なぜ23cは「絶滅」ではなく「用途が限定」なのか

23cは今でも選択肢として残っています。なぜかというと、滑らかな路面や短時間の高強度では、軽快さや反応の良さを好む人がいるからです。

ただし「合う条件」が狭くなったのが実情です。リム幅やフレームクリアランスの影響が大きく、組み合わせ次第で走りが極端に変わるため、万能ではなくなってきたと考えると整理しやすいでしょう。

幅の目安 感じやすい特徴 向きやすい場面 注意しやすい点
23c 反応が軽く感じやすい 滑らかな路面、短時間の走行 空気圧が高めになりやすく、路面の荒れに弱い
25c 軽さと快適性のバランス 日常のロードライド全般 リム内幅との相性確認が必要
28c 振動が減り安定しやすい ロングライド、荒れた舗装 フレーム余裕と泥はねの増加に注意
30c前後 さらに快適、路面を選びにくい オールロード寄りの遊び方 装着可否が車体側に強く依存する

Q. 23cから25cへ替えるだけで速くなりますか。A. なぜ速さが変わるかは路面と空気圧次第なので、同じコースで圧を整えて比べると判断しやすいです。

Q. 23cの在庫が減ったのは性能が悪いからですか。A. なぜ減るかは規格や流通の影響も大きく、悪いというより「合う人が限られる」側面が強いです。

  • 23cが古いと言われる背景には、路面と空気圧の考え方の変化がある
  • リム内幅が広いほど、23cは相性確認が欠かせない
  • 空気圧は推奨と上限を分けて考えると迷いにくい
  • 23cは用途が限定されるが、条件次第で今も選べる

23cが合う人と合わない人を見分ける

ここまで理由を見てきましたが、次は「自分に合うか」を判断します。結論としては、幅そのものより条件の組み合わせが大事です。

なぜ体重と荷物で適正が変わるのか

同じ23cでも、体重や荷物が増えるとタイヤにかかる負担が増えます。なぜ幅が問題になるかというと、細いほど必要な空気圧が上がりやすく、突き上げやすさにつながるからです。

逆に軽い人は、比較的扱いやすい場合があります。ただし「軽い=安全」ではありません。段差や荒れた路面での衝撃は別なので、いつも走る道を思い出して考えると失敗が減ります。

なぜ走る路面と目的が最優先なのか

路面がきれいなコース中心なら、23cのシャープさが心地よいことがあります。一方で荒れた舗装や継ぎ目が多い道だと、なぜ疲れが増えるかというと、振動が体に入り続けるからです。

目的も同じです。レースのように短時間で集中するのか、長距離を楽しむのかで「良さ」の意味が変わります。まず目的を決め、その上で幅を選ぶと話がぶれません。

なぜハンドリングの好みが分かれるのか

23cタイヤのロードバイクと日本人女性

幅が変わると、曲がり始めの感触や安定感が変わります。なぜかというと、接地面の形やタイヤのたわみ方が変わり、舵を切ったときの戻り方が違うからです。

軽快さが好きなら23cが合うこともありますし、落ち着きが欲しいなら太めが合う場合もあります。試乗が難しいときは、同じコースを走ってメモを取るだけでも傾向が見えてきます。

なぜバイク側の規格が幅選びに影響するのか

リムブレーキの古いフレームは、太いタイヤが物理的に入らないことがあります。なぜここが重要かというと、無理に入れると回転中に擦れたり、泥や小石を噛んで危険になったりするからです。

一方で最近のフレームは余裕が大きいものもあります。ただし同じ「28c」と書かれていても実測幅は変わりやすいので、メーカーの仕様表と実測レビューをあわせて見ると安心です。

迷ったら「路面」と「余裕」から逆算
荒れた道が多いなら太めが有利になりやすい
車体に余裕がないなら無理に太くしない
最後はメーカー仕様で適合を確認

例えば、通勤で継ぎ目の多い道を毎日走る人は、なぜ疲れが減るかを体感しやすいので25cや28cを検討しやすいです。一方でイベントの短いレース中心なら、23cを維持する選択も現実的です。

  • 体重や荷物が増えるほど、細い幅は高圧になりやすい
  • 目的と路面を先に決めると、幅選びがぶれにくい
  • 好みのハンドリングは試走メモで言語化できる
  • 車体側の余裕がないと、太くしたくてもできない

交換前に確認したい互換性と安全のチェック手順

幅の方向性が見えたら、次は「付くかどうか」を確かめます。ここを飛ばすと、走りの好み以前に安全面でつまずきやすいです。

なぜフレームとフォークの余裕が最重要なのか

タイヤは走行中に左右へわずかに振れ、フレームもたわみます。なぜ余裕が必要かというと、静止状態でギリギリだと走行中に擦れやすく、最悪はロックにつながるからです。

また雨の日は小石や泥がつき、さらに幅が増えたように振る舞います。クリアランスは「乾いた日だけ」ではなく、いつもの使い方で見積もると失敗しにくいでしょう。

なぜリム内幅とタイヤ表記を読む必要があるのか

タイヤには「25-622」のような表記があり、これはETRTOという規格で寸法を示します。なぜ表記が重要かというと、同じインチ表記でも実際の幅やリムとの相性が変わることがあるからです。

リム内幅はホイールの仕様や取扱説明書に書かれていることがあります。見つからない場合でも、メーカーサイトの製品ページに載ることが多いので、まずはそこを当たりにすると話が早いです。

なぜチューブ・バルブ周りも一緒に見直すのか

幅を変えると、チューブの対応範囲やバルブ長が合わないことがあります。なぜかというと、リムハイト(リムの高さ)が深いとバルブが届かず、ポンプがうまくつながらないからです。

チューブレスの場合はリムテープやシーラントの状態も走りに直結します。交換のついでに「消耗品を一式で整える」発想にすると、結果的にトラブルが減りやすいです。

なぜ安全な空気圧は表示値で決めるのか

空気圧は好みで決めたくなりますが、まずは上限を守るのが大前提です。なぜなら、リムとタイヤが保持できる圧を超えると危険だからです。

タイヤ側面の最大空気圧、リム側の刻印や取扱情報を確認し、その範囲で調整します。公式の計算ツールを「出発点」として使い、実際の乗り心地で微調整すると現実的です。

交換前の安全チェックは4つ
車体の余裕を測る(擦れないか)
リム内幅と適合表を確認する
タイヤとリムの上限空気圧を確認する

Q. リム内幅が分かりません。A. なぜ重要かは相性に直結するためで、ホイールの型番からメーカーの製品ページや取扱説明書を探すのが近道です。

Q. 太くしたらブレーキに当たりそうです。A. なぜ起きるかは車体側の余裕不足なので、無理に入れず、まずは現状の隙間を測って安全側に倒すと安心です。

  • クリアランスは静止ではなく走行中の振れも想定する
  • ETRTO表記とリム内幅で相性の土台を作る
  • チューブやバルブなど周辺部品も同時に点検する
  • 空気圧は「推奨の出発点」と「上限」を分けて考える

空気圧とメンテで走りが変わる: 幅より大事な基本

互換性がクリアになったら、今度は日々の運用です。実はここで差が出やすく、幅を変えなくても走りが変わることがあります。

なぜ空気圧は「高ければ良い」ではないのか

高い空気圧は転がりが軽く感じますが、路面が荒れると跳ねやすくなります。なぜ損をするかというと、振動で前進力が逃げ、体も疲れやすいからです。

最近は「速さ」を空力だけでなく総合効率で捉える考え方も広がっています。例えばZippは、状況に合わせた圧の最適化を語り、太めタイヤと低圧の効率面にも触れています(SRAMの解説)。

なぜ同じ数値でも走りが揃わないのか

同じ「80psi」と書いても、ゲージの誤差や気温で実際の張りは変わります。なぜかというと、空気は温度で体積や圧が動き、朝と昼で感触が違ってくるからです。

そこで、毎回「同じ手順」で合わせるのが効きます。出発前に測る、帰宅後に抜き過ぎない、週末に点検するなど、習慣化するとブレが減り、体感の比較もしやすくなります。

なぜパンク予防は幅だけで決まらないのか

太めにすると安心しがちですが、パンクの原因は刺さり物、摩耗、衝撃などさまざまです。なぜ幅だけで解決しないかというと、タイヤ表面の傷や異物が残ったままだと、どの幅でも起きるからです。

走行後にトレッド(接地面)を指でなぞって小石を取る、ひび割れを見つけたら早めに交換する。こうした地味な作業が一番効くことも多いです。

なぜ保管環境が寿命を左右するのか

タイヤはゴム製品なので、紫外線や高温、乾燥で劣化が進みます。なぜ保管が大切かというと、表面が硬くなるとグリップが落ち、ひび割れの原因にもなるからです。

直射日光を避け、屋内で保管するだけでも違いが出ます。長期保管なら空気を少し残し、タイヤの変形を抑えると安心です。

空気圧を決める要素 なぜ影響するのか 確認のしかた
体重と荷物 荷重でたわみ量が変わる 装備込みの重さで考える
路面の粗さ 振動の逃げ方が変わる いつもの道を基準にする
タイヤ方式 チューブ有無で限界が変わる タイヤの説明・取扱情報を見る
リムとタイヤの上限 保持できる圧に安全限界がある 側面表示とリム刻印を確認
走り方の癖 コーナーや段差で負荷が変わる 同じ区間で少しずつ調整する

例えば、出発前に空気圧を測り、帰宅後に「今日は段差で跳ねたか」「コーナーで不安はあったか」をメモします。なぜ有効かというと、感覚を言語化すると次の調整が迷いにくくなるからです。

  • 空気圧は高圧固定ではなく、条件に合わせて動かす発想が近道
  • 測定の手順を揃えると、体感の比較ができる
  • パンク予防は点検と清掃が効く
  • 保管は直射日光を避けるだけでも劣化を抑えやすい

実走で差が出る走り方と、周囲にやさしいマナー

最後は実走の話です。タイヤ幅の議論は「走り方」とセットで考えると、なぜ納得感が増すかが見えてきます。

なぜコーナリングと制動は幅の影響を受けるのか

太めのタイヤは接地が安定しやすく、コーナーでの安心感につながることがあります。なぜかというと、路面の凹凸をいなしながらグリップを作りやすいからです。

一方で、幅より大切なのは減速のタイミングと姿勢です。ブレーキを急に握らず、手前で速度を落としてから曲がる。これだけで、どの幅でも安全側に寄せられます。

なぜペース配分と姿勢で疲れが変わるのか

23cでも太めでも、疲れは「押し続ける癖」で増えます。なぜなら筋肉に乳酸が溜まりやすく、後半で失速しやすいからです。

軽いギアで回し、上体の力を抜く。段差は腕と脚で吸収する。こうした基本が整うと、タイヤ幅の違いも冷静に比べられるようになります。

なぜトラブル時の判断が安全につながるのか

タイヤ幅を変えると、段差での当たり方やパンクの種類が変わることがあります。なぜ備えが要るかというと、出先で止まる判断が遅れると事故につながりやすいからです。

予備チューブ、タイヤレバー、携帯ポンプは基本として、サイドカットが深いときは無理に走らない。帰宅手段も含めて決めておくと安心です。

速さより先に安全とマナー
車道では合図と目配せを丁寧にする
歩行者や狭い道では速度を落とす
無理な追い抜きはしない

Q. 23cで段差が怖いです。A. なぜ怖いかは衝撃が直に来るためで、速度を落として斜めに乗らず真っすぐ越える意識と、空気圧の見直しが効きやすいです。

Q. グループ走行で気を付けることは。A. なぜ大事かというと後ろの人が見えないためで、停止や障害物は早めに声と手信号で共有すると安全です。

  • コーナーは幅より減速の手順で安全が決まる
  • ペース配分と姿勢が整うと、幅の差も見えやすい
  • トラブル時は無理をしない判断が最重要
  • 公道では合図と譲り合いが基本

まとめ

ロードバイクの23cが「時代遅れ」と言われる背景には、路面の現実、リム幅の変化、空気圧の考え方のアップデートがあります。ただし23cそのものが悪いという話ではなく、合う条件がはっきりしてきた、と捉えると整理しやすいです。

迷ったら、まずは「いつもの路面」と「車体の余裕」を起点にしてください。その上で、リム内幅と適合、タイヤとリムの上限空気圧を確認し、公式の案内や計算ツールを出発点に圧を調整していく流れが安全です。

結論としては、23cを続けるのも、25cや28cへ寄せるのも、どちらも正解になり得ます。自分の条件を言葉にして、無理のない選択をしてみてください。

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